充実の1日。ライフサイエンス研究職キャリアセミナー開催
人材企業が採用の近況や自社の取り組みを説明
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2007年9月7日(金)、「ライフサイエンス研究職キャリアセミナー 日本と海外におけるライフサイエンス業界の今と未来」(主催:NPGネイチャーアジア・パシフィック、株式会社エーイー企画)が東京・千駄ヶ谷の財団法人修養団SYDホールにて開催された。
理系研究職の就職を取り巻く状況は厳しさを増す中、よりよいキャリアパスを構築するための情報提供の機会として企画されたセミナーで、大型台風の首都圏直撃の翌日にもかかわらず90名が参加した。
開会挨拶に続き、サイエンス・テクノロジー・システムズ株式会社の長屋州宣氏の講演からスタート。「ライフサイエンス業界における人材採用の近況と今後の変化」をテーマに、ライフサイエンス業界の厳しい状況をバネにベンチャー企業が躍進するためには、問題解決能力や応用力、コミュニケーション能力の高い人材が求められることが説明された。
次に、ライフサイエンスに特化した人材企業、株式会社スタッフジャパンのテクノサイエンス事業部長、宇梶純良氏が「ヒトと人を結ぶライフサイエンスの総合人材サービス」と題して、同社の人材派遣の特徴や今後の戦略を説明した。
また、同社のビジネスパートナーで、日本の科学技術コーディネータの草分けである、コラボ産学官事務局長の江原秀敏氏が「理工系人材のキャリアパス多様化とは?」というテーマで講演。自身の科学技術コーディネータとしての経験や即戦力の博士の育成への取り組みへの期待を語った。
続いて、同じくライフサイエンスに特化した人材企業、株式会社オークアソシエイツのAziz Sheikh氏(シニア・コンサルタント)、山崎健一氏(コンサルタント)、Anne Milke氏(コンサルタント)の3人が登壇した。“Oak Associates-Your Career Ambassador”をタイトルに、Yamazaki氏が新しい職を思案中の研究者役、Milke氏が同社のコンサルタント役、Sheikh氏が解説をそれぞれ担当し、就職・転職で大切なポイントを織り込みながら、ステージドラマの形式で同社でのコンサルティングを再現した。
多角的に国際的にキャリアパスを構築するヒントを伝授
すっきりと晴れた午後には、まず人材企業の株式会社トランスサイエンス・キャリアの代表取締役社長の三井浩氏と同社の取締役の毛利芳江氏がトランスサイエンスグループの取り組みや転職サポートの実績を説明した。
自身が研究者から医師へ、さらにNPO法人代表理事へとキャリアチェンジを成功させたNPO法人サイエンス・コミュニケーション代表理事の榎木英介氏は、講演「研究者の多角的なキャリアパス提案 キャリアチェンジのすすめ」の中で、さまざまな非研究職や日本での転職の例を具体的に紹介し、視野を広げることをアドバイスした。
そして、この日最後に講演したのは、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の広報国際化室長、ダグラス・シップ氏。「研究職の国際的キャリアにおける考察」と題し、豊富なデータを駆使しながら世界のポスドク事情を解説、日本人が苦手な自己PRの方法や情報の集め方を伝授した。
なお、お昼休みと講演終了後は参加者の人材企業への登録の時間が設けられ、各社のブースがにぎわっていた。
こうして、1日にわたるキャリアセミナーが終了。参加者アンケートには次回開催、あるいは関西での開催の希望が寄せられ、充実したセミナーとなった様子だった。

