profile : Profile
シェフィールド大学について
シェフィールド大学( The University of Sheffield )は、1828年にシェフィールド医学校として設立され、1897年にシェフィールド技術学校などと一緒になり大学を形成し、1905年に大学として承認されました。現在大学は七学部(建築、芸術、工学、法律、医学、理学、社会科学)70講座からなり、学部生16,400名弱、大学院生3,400名弱、計19,800名弱の学生が在籍しており、118ヶ国から3,400名強の留学生を迎え入れています。大学の職員数は5,951名でその内訳は、教員1,348名(教授396名、准教授420名、講師532名)、研究1,029名、教育助手235名及び職員3,339名で構成されています。
産学連携の分野では、高等教育イノベーション基金(HEIF)が大学の知的財産移転に役立っておりシェフィールド大学は他の大学と比較すると多くの基金を得ており、大学の知的財産移転の強さを証明しています。2006年8月から2008年7月までの第3期HEIFプログラムによる11の共同プロジェクトの中で3プロジェクトに参画しています( UK Centre for Excellence in Customised Assembly ( CECA ), White Rose Health Innovation Partnership, Opportunities for Meeting the Environmental challenge of Growth in Aviation ( OMEGA ) )。2005年には、リーズ大学と共同で動力、燃料及びエネルギー効率分野での研究を産業界に還元するために、Engineering and Power Technology Centre ( EPTEC ) を設立し Smiths Aerospace, BOC, Rolls-Royce, E.ON, RWE npower, British Gas 及び Alstom 社などの企業の経験と大学の叡智を持ち寄って共同研究を行っています。国際的に有名な産業パートナーとしては、Boeing, Rolls Royce, Unilever, Boots, AstraZeneca, GSK, ICI, Slazenger をはじめとして数多くあり、さらに諸外国の政府機関や財団などのパートナーもあります。
シェフィールド大学に関係したノーベル賞受賞者としては、1945年医学生理学賞のフロリー卿、1953年医学生理学賞ハンス・クレブス卿、1967年化学賞ポーター卿、1993年医学生理学賞リチャード・ロバート博士(1965年化学科卒)、及び1996年化学賞ハロルド・クロトー卿(1961年化学科卒)が挙げられます。
主な研究所と研究施設
シェフィールド大学の研究レベルは、世界的にもトップクラスであり、その質の高さはイングランド高等教育基金の研究評価の35研究分野で最高の評価を得ており、さらに2分野では国際的にも認められるような評価を得ています。こうした質の高い研究を行えるような研究センターを次にいくつか紹介します。
Centre for Biomaterials and Tissue Engineering ( CBTE )
CBTE は材料工学講座に属しておりますが学内の多くの講座が関与して学際的に研究を行っております。生体物質と組織工学は移植や補綴といった治療方法ですが、生体反応で拒絶されたり、使用物質の品質が不満足で代替できなかったりしています。この分野での開発研究が老年令層の生活水準を改善したり、医療機器産業の発展に貢献します。CBTE の研究は臨床応用を目指した補綴とか組織工学とそれらを支える基礎科学研究、例えば細胞生物学、先端生体材料、新規医療機器や数学的モデルといった、が行われています。
Institute for Cancer Studies ( ICS )
ICS は1993年に骨髄移植により白血病から回復した Jose Carreras によって正式に開設され、40名のスタッフにより癌における遺伝子の不安定性に焦点を当て研究しており、基礎研究分野では、DNA修復メカニズム、再結合、DNA合成、細胞回路チェックポイント及び細胞死。トランスレーショナル研究分野では、癌リスクと結果への損傷反応経路の遺伝的変更の効果と腫瘍発達と治療への後天的変化の結果を調べる事である。
Catchment Science Centre ( CSC )
CSC は土木工学講座に属し表面水の生態学的品質を良好に保つための集水の持続可能な管理法を引き出す新しい科学を提供する事を目的として環境庁と共同で設立し、淡水エコシステムの挙動制御方法の理解と淡水エコシステム管理での意思決定を支援するツールの開発を研究目的としている。
Ceramics and Composites Laboratory ( CCL )
CCL は2004年にEPSRCの資金支援により材料工学講座に併設され、セラミックス、ガラス、高分子及び高分子マトリックス複合材の研究を行っています。現在興味を持って研究されている分野は、高分子マトリックス繊維複合材中のストレス領域の測定、エレクトロセラミックスの電気微小構造の性質、新規カルコゲン化ガラスの開発、リチウム電池用新規高分子電解質の開発、新規バリウムチタン由来エレクトロセラミックス、炭素含有耐火性鋳型の改良、新規ピエゾ及び誘電性セラミックス及び固体電解質の分野です。CCL では知的財産の移管やコンサルティング、セミナーの開催など幅広く産業界への貢献に努めております。
Centre for Developmental and Biomedical Genetics ( CDBG )
CDBG は1997年に最初 Centre for Developmental Genetics として設立され、2004年に哺乳類以外の生物モデルを用いてヒト発生と疾病を遺伝学的に理解するために改名された。Philip Ingham 教授と Marysia Placzek 教授の両名の指揮の下、医学及びバイオメディカルサイエンス学部から16の研究グループが参加しています。研究はモデル生物としてショウジョウバエ、ゼブラフィッシュ及びヒヨコを用いて、細胞及び亜細胞レベルで in vivo 分析により発生過程と病理過程を調べています。CDBG ではこれらの生物を用いて、神経退化、心臓血管、筋骨格疾患及び癌の新規なモデルの開発をしています。
EPSRC National Centre for III-V Technologies
EPSRC 国立III-V 技術センターは1979年に液相エピタキシャルで材料を開発する為に設立されましが、現在ではIII-V半導体化合物材料を英国の教育研究機関に提供したり、50名の研究者と大規模設備を用いて、分子ビームエピ(MBE)、金属蒸発相エピ(MOVPE)、窒化物金属蒸気相エピの生産研究及びIII-V半導体化合物を用いてレーザー、LED,太陽電池及び発振器などのデバイス製作などを行っています。産業界とも共同研究やコマーシャルベースでのIII-V半導体化合物材料の販売など通じて積極的に貢献しています。
Centre for Glass Research
ガラス研究センターは材料工学講座に属しており、他の講座と連携をとりながら次のような研究を行っています。構造性質、光学特性とオプティカルファイバーのような応用、ガラス化、結晶化、ガラスセラミックス、ガラス複合材、バイオガラスと発光ガラス、核廃棄ガラス、コーティング、強度、耐久性、薬品耐久性など。また、カルコゲナイドやフロライドを含む各種ガラス製造もしています。産業界からの依頼で見本品を製作したり特殊な性質のガラスを設計したりしています。
Immobilisation Science Laboratory ( ISL )
ISL は材料工学講座に属しており、核環境科学工学に特化して2001年に設立され核廃棄物や有毒廃棄物の固定化を研究しています。核廃棄物や有毒廃棄物のガラス固化とか地中埋没の際の使用材料の特性や環境に及ぼす影響などを研究しています。
The Krebs Institute for Biomolecular Research ( Krebs Institute )
Krebs Institute 1988年に総合的学際的に生体高分子の構造と機能の相互関係を理解する為に設立された。現在は分子生物学とバイオテクノロジー講座に属していますが、スタッフは他の講座からも参加しており、他の研究施設とも連携を取って研究を進めています。研究は、生化学とゲノム解析、構造解析とバイオインフォマティックス、生物化学、分子微生物学、分子及び細胞医学と免疫学及び細胞生物学と遺伝子学に及んでいます。
Kroto Research Institute and Centre for Nanoscience and Technology ( The Kroto Research Campus )
ナノ技術による市場が5年から10年以内に大きく成長する事が予測されており、欧州および英国においてもナノ技術の研究開発が重要課題となっています。The Kroto Research Campus はノーベル化学賞受賞者ハロルド・クロトー教授のサポートにより2005年に開設され、Kroto Research Institute と The Nanoscience and Technology Centre が併設されており理学部と工学部の複数の講座が共同して、次のような総合的な分野、電気ナノテクノロジー、環境工学科学、次世代材料、ナノ特性とナノ操作、ソフトナノテクノロジー、組織工学とモデル及びバーチャルリアリティーの研究を行っています。The Kroto Research Campus にはこれ以外にも、組織工学研究用のクリーンルームや、インキュベーションラボなどの施設もあり、ハイテク企業とのコラボレーションを歓迎しています。
Institute for Microstructural and Mechanical Process Engineering ( IMMPETUS )
IMMPETUS は材料工学講座に属しており、自動制御工学と機械工学の両講座と共同で金属の熱機械的加工に用いられるモデルの開発を行っている。金属の正確な許容差と効果を改善する為に、微小構造と製品特性に目標を置き加工過程と制御を模したモデルを開発する為の研究をしている。
Research Centre in Surface Engineering ( RCSE )
シェフィールド大学の材料工学講座は国際的学術雑誌 Surface and Coating Technology の編集を分担しておりRCSE はその材料工学講座に属しています。RCSE はコーティングや表面の工学応用の為の生産、評価及び特性化に特化し、組織工学や磁性薄膜などの専門的な分野を研究している材料工学講座の他の研究グループとも連携を取っております。RCSE は特にプラズマベースコーディングデポジションや表面処理加工技術に強く、機械特性を制御したスパッターでデポジットした金属ナノ複合コーティングを新規に開発したりしています。RCSE は産業界に対してコンサルティングや受託研究、セミナーや短期研修などの手段を通じて貢献しております。
Robert Hill Institute ( RHI )
RHI は1989年に光合成研究を促進させる為に設立され、分子生物学とバイオテクノロジー講座と動植物講座とで運営され、研究は光合成に関するあらゆる分野、例えば、植物や微生物での分子や細胞レベルから生態生理学や世界的変化迄に焦点を当てています。研究手段としては遺伝学、顕微鏡、生化学及び細胞生物学などを駆使して行っております。
The Polymer Centre
ポリマーセンターは化学講座に属し、学内の数多くの講座や学部からの研究者の協力の下に運営されており、研究は新規高分子材料の合成から、消費材、医療、繊維、航空機やその他の産業に及ぶ応用まで、性質、挙動や特徴、表面特性などの高分子科学の観点からしております。例えば、高分子の設計と構造、有機ELのような電子高分子、センサーのような構造をもった複合材デバイス、歯科補綴や組織工学に用いられるような生体関連高分子、ソフトナノ材料や航空機などに用いられるエンジニアリングプラスチックスなどです。ポリマーセンターは学際的な高分子化学技術研究施設( The Polymer IRC )をブラッドフォード、ダーラム及びリーズの三大学とで1989年に形成しシェフィールド大学は2004年に加盟し、高分子研究を加速させています。ポリマーセンター及びThe Polymer IRCは産業界からのあらゆる需要にこたえています。
Sheffield University Waste Incineration Centre ( SUWIC )
SUWIC は廃棄物やバイオマスの熱処理に関する研究でリードする国際的な研究機関の一つです。持続的な都市にとって廃棄物処理、エネルギー産生、人口の最小化は主要な問題です。特に英国政府は、2003年末で電気消費量の5%、2010年末には10%を再生可能な燃料の利用を提案しており、その実現の為には廃棄物やバイオマスからの再生可能なエネルギーの回収研究は急務です。SUWIC の研究活動は、廃棄物の熱処理技術(燃焼、熱分解、ガス化)の研究、燃焼炉/ガス化装置/熱分解装置の設計技術、燃焼、ガス化及び熱分解によるバイオマスやバイオ燃料のエネルギー変換、廃棄物の化学/物理分析、ダイオキシンなどです。
Sheffield Vascular Institute ( SVI )
SVI は1995年に設立され、臨床と基礎の両方から脈管疾患の治療と教育および研究を行う施設で、大学及び近郊の臨床機関や教育機関と連携を取って活動を行っています。研究は脈管疾患に関する臨床研究で、効果的でコストエフェクティブな脈間内皮治療のような新治療法の確立です。
Centre for Signal Processing and Complex Systems ( SPCS )
SPCS はいくつかの講座や研究所から飛び出した総合的研究によって支持されていて、代謝系工学、系統と合成生物学、幹細胞動力学、神経画像、生体画像、ショウジョウバエの神経成長、反応ー拡散系、非平衡成長系、太陽光陸生系研究、ロボット、不安定モデルと金融系、非線形材料の設計や多くの複雑な現象での総合的研究に係る、信号プロセシング、システム認識、動力学分析や制御を研究している。研究の目的は非線形信号と一般的なシステム工学からの情報伝達方法の開発が第一で、上記の総合的課題での特別な問題に関するシステム工学的アルゴリズムの開発である。
Centre for Signal Processing in Neuroimaging and Systems Neuroscience ( SPiNSN )
SPiNSN は自動制御工学講座と心理学講座の長期に亘る共同作業、自動制御工学における複雑系及び非線形系の識別研究と心理学における先端的神経画像技術と系統的神経科学におけるコンピューターモデルの開発を結び付ける為に2004年に設立された。研究の目的は心理学や生物物理分野だけでなく一般的なシステムでの識別における非線形信号プロセシングモデルの開発と異なったレベルでの神経発達でのコンピューターモデルを開発する事である。
Sorby Centre for Electron Microscopy and Microanalysis
Sorby Nano Investigation Centre
Sorby Centre は19世紀にシェフィールドで活躍した科学者 Henry Clifton Sorby ( 1826 ~ 1908 ) の名前を冠した電子顕微鏡センターです。Henry Clifton Sorby は光学顕微鏡を用いて金属から鉱物までの材料の微小構造を調べて200報以上の論文を発表しています。センターは各種電顕を用いて外部からのミクロからナノまでの電視顕微鏡による微小分析をも行っています。
Centre for Stem Cell Biology ( CSCB )
CSCB は再生医療における幹細胞の臨床応用を目指してヒトES細胞技術と資源の開発に焦点を当てて研究を行っており、ヒト胎児性幹(ES)細胞と悪性胎児性癌(EC)細胞の培養、特徴と生物学に多大な経験を持ち、それらの応用に対して幹細胞の特徴化と同定に長い経験があり、免疫学的及び分子マーカーの分野でも利用を可能にしています。CSCB は幹細胞研究で多くの研究機関と共同研究をしており、また、産業界とも長年共同研究をしており、ヒトES細胞の生産の為に新しいGMP準拠の研究室を増設し、更に産業界の要望に応えるようにしています。
Sheffield Institute for Studies on Ageing ( SISA )
SISA は増加する老年層、より良い老年生活への期待、介護への家族の負担軽減、公的財政への圧迫などを老年に係る研究の為に、シェフィールド大学の老人学に関与する臨床や基礎の専門家により、老年の生活環境の改善を目的として、厚生省、欧州の保健機関などの基金により運営されています。
Centre of Analytical Science ( CAS )
1995 年に創立され、GLP(Good Laboratory Practice) に準拠し、運営されています。当センターは、前臨床段階の分析サポートおよびそれに関連する創薬研究開発において高い信頼を得ており、医科大学(腫瘍学、ヒト栄養学および神経病理学)と緊密に協力し、機器メーカー各社とも戦略的な繋がりを持って活動しています。
The University of Sheffield
The Office of Corporate Partnerships
Western Bank
Sheffield
S10 2 TN, UK
TEL: 44-114-222-1438
E-mail: ocp@sheffield.ac.uk
URL: http://www.shef.ac.uk
内容に関する詳しいお問い合わせは…
英国ノース・オブ・イングランド開発公社
http://www.noejapan.com
〒105-0021 東京都港区東新橋2-18-3 ルネパルティーレ汐留5F
Tel : 03-5472-3060
Fax : 03-5472-3035
Email : info@noejapan.com

