Nature Physics 1, 134 (2005) | doi: 10.1038/nphys185
2000歳にしてなおも活発
ストロンボリ火山は、2000年以上もの間、1時間ごとに20〜30回程度爆発し、溶岩や溶けかけた岩の「爆弾」を噴出している。
幸いこれらの噴火は小さい。大規模な噴火も稀に起きるが、いつ起こるかは予測不可能である。マグマの中で湧き上がる気泡が噴火の原因であるが、それがどのように生じるかについてはわかっていない。それを突き止めるため、M.Bottiglieriらは火山の地震データを分析した(Europhys. Lett.72, 493-498; 2005)。
地震と地震の間の時間間隔(閾値振幅によって決定)の分布関数は指数関数的であり、特性間隔率2.73分のポアソン過程が示唆される。高い閾値では、3.98分となる。Bottiglieriらは、気泡は結合して大きくなると仮定し、観測結果と一致する結合時間および気泡の大きさの分布関数を求めた。さらにメートル級の気泡は、ほぼ二次元的であった。もっと複雑なモデルもあるが、彼らの単純拡散モデルは、「ストロンボリ型」の噴火について微視的な理解の確かな出発点になる、と著者らは主張している。
|