【お知らせ】シュプリンガーネイチャー・ジャパンが消防庁より救命講習受講優良証を交付されました
2025年2月25日
東京 2025年2月25日
2025年2月17日に芝消防署において、救命講習受講優良証の交付式が行われました。当日は、芝消防署の杉本 聡子署長より、シュプリンガーネイチャー・ジャパンの代表取締役社長アントワーン・ブーケが救命講習受講優良証および優良マークの交付を受けました。
東京消防庁は、救命効果を高めるための方策の一つとして、応急手当奨励制度を通じて、応急手当普及に対する認識を高め、事業所などが自ら実効性のある応急救護体制づくりができるよう、救命講習に対する積極的な取り組みを奨励しています。救命講習受講優良証は、応急手当奨励制度の一環で、応急手当の普及に関し、下記の交付要件を満たしている事業所等に対して、消防署長から優良マークとともに交付されるものです。
救命講習受講優良証の交付要件は次のとおりです。
- 事業所や商店街、地域等で、救命講習の普及を推進する人(応急手当普及員など)が養成され、救命講習の普及に活用されていること。
- 交付対象毎に、総数(従業員数等)の30%以上が、有効期限内にある救命講習修了者であること。
現在、当社内では合計76名、東京オフィス全体の38%にあたる社員が普通救命救急認定を取得しており、応急手当普及員も1名以上在籍しております。3時間にわたる普通救命救急講習では、当社からの参加者全員が熱心に学習と実技に取り組みました。
救命講習受講優良証の交付式の後では、救急車の出動がひっ迫していることから、救急車が到着するまでの間に一人でも多くの人が応急手当を実施できることの重要性を伺いました。日本において、救急車の出動を含む救急活動は、誰もが平等に受けることができ、国民にとって必要不可欠な行政サービスです。「令和6年版 救急・救助の現況」によると、令和5年(2023年)中の救急車(全国で6,640台、うち東京で274台)による救急出動件数は 763 万 8,558 件(対前年比5.7%増)、搬送人員は 664 万 1,420 人(対前年比 6.8%増)でした。救急出動件数および搬送人員は、ともに集計を開始した1963 年以降、最多を記録しており、救急車の現場到着所要時間(119 番通報を受けてから現場に到着するまでに要した時間)の平均は、約 10.0 分(前年約 10.3 分)となっています。
日本AED財団によると、心停止の場合、電気ショックが1分遅れるごとに救命率は約10%ずつ低下します。救急車が到着するまでの間に、そばに居合わせた人が速やかに心肺蘇生などの応急手当を行えるよう、救命講習を受けて応急手当の知識と技術を身につけていくことが重要です。「令和5年交通安全白書」によると、普通救命講習受講者数が42万1,240名、上級救命講習受講者数が4万8,912名となっています。
オフィスワークと在宅勤務を組み合わせたハイブリッドワークが定着した当社のオフィスにおいて、オフィス内でけが人や急病人が発生した場合に備え、現場にいる一人でも多くの方が応急手当を行えることが、安心で安全な職場環境を維持するうえで重要です。これからは社内の応急手当普及員による講習も含めて、今後もこの講習を毎年実施してまいります。