Nature ハイライト

量子コンピューティング：ボソニックキュービットによる量子誤り訂正の高効率化

Nature 638, 8052

ボソニックキュービットは、情報を二準位系にではなく量子調和振動子の状態に記憶するもので、特定種類の誤りに対するハードウエア保護の機能を持つように設計操作することができる。これによって、オーバーヘッドを低減させた量子誤り訂正が可能になるはずである。今回、符号距離5のボソニック誤り訂正符号によって保護された5個の連接ボソニックキュービットに符号化された論理キュービットが実現され、代替設計よりも全体として大幅に少ないキュービット数しか必要でないことが報告されている。

2025年2月27日号の Nature ハイライト

目次へ戻る

COVID-19特別翻訳記事

ネイチャーの人気コンテンツ

  1. 最終間氷期を生き延びた南極棚氷
  2. イオに浅いマグマオーシャンは存在しない
  3. 大規模量子シミュレーターによる量子粗大化現象の観測
  4. 大規模群衆によって生み出される振動運動
  5. 2つの手法で重合させた分解性架橋樹脂
  6. C–H結合をC–Cl結合に変換する銅依存性酵素
  7. 淡水動物は世界的に絶滅の危機にある
  8. 白亜紀の南極に存在した独特なカモ類
  9. 母親由来のX染色体が脳を老化させる
  10. 脳細胞の老化や若返りの有望な媒介因子
advertisement
プライバシーマーク制度