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マイクロアレイデータのプラットフォーム横断的統合による機能注釈およびネットワーク再構築

Nature Biotechnology 23, 2 doi: 10.1038/nbt1058

マイクロアレイデータは急速に蓄積されており、異なるプラットフォームで得られたデータを効率的に統合する方法が求められている。本論文では、この問題に取り組むための方法、「二次発現解析」を紹介する。この方法では、まず各データセットから発現パターンをメタ情報として抽出し（一次発現解析）、次にそれを複数のデータセットに関して解析する。酵母をモデル系として、この方法には利点がふたつあることが示された。ひとつは共発現パターンがなくとも機能の同じ遺伝子が同定可能なことであり、もうひとつは、転写因子活性の定量という大きな障害を克服することによって、調節ネットワークを再構築するための転写因子同士の協同性が明らかにされることである。今回実施した本論文の実験によって、我々の推定の多くが支持されている。

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