Review 治療用タンパク質をめぐる翻訳後修飾 2006年10月1日 Nature Biotechnology 24, 10 doi: 10.1038/nbt1252 タンパク質を利用した承認済みまたは臨床試験中のバイオ医薬品は、大半が何らかの形で翻訳後修飾(PTM)されており、それが治療用途に関わるタンパク質の特性に大きく影響していることがある。最も一般的な修飾法はグリコシル化であるが、カルボキシル化、水酸化、硫酸化、アミド化など別のPTMを特徴とする製品も存在する。構造と機能の関係が判明しているPTMは多いが、特にグリコシル化など複雑なPTMでは理解が不十分なものもある。このような構造と機能の関係に対する理解を深めることで、治療での有用性を最大限に向上させたPTMプロファイルをもつ次世代製品の開発が促進されると考えられる。 Full text PDF 目次へ戻る