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遺伝子操作していない繊維芽細胞から多能性肝細胞への直接的再プログラミング

Nature Biotechnology 25, 10 doi: 10.1038/nbt1335

体細胞から多能性をもつ胚性幹細胞様状態へのin vitro再プログラミングは、マウスの繊維芽細胞にOct4、Sox2、c-mycおよびKlf4をレトロウイルス導入することによって行われてきた。その種の実験では、内在するOct4(別名Pou5f1)または Nanogの遺伝子座に挿入したネオマイシン耐性遺伝子の活性化に対する厳密な選択により、ごく少数の「誘導多能性幹(iPS)」細胞が単離された。培養した体細胞から多能性細胞を直接単離することは未来の治療法として注目されているが、現在のiPS単離法は遺伝子組換えドナーが必要となるためヒトにそのまま応用することができないと考えられる。本論文では、再プログラミングされた多能性細胞が、遺伝子操作していないドナー体細胞から形態学的基準のみを用いて単離されることを示す。

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