Brief Communication
入出力制御が高感度な合成シグナル伝達タンパク質の作製
Nature Biotechnology 25, 6 doi: 10.1038/nbt1308
シグナル伝達タンパク質の多くは、単純なモジュール要素で構成されているが、シグナル処理の挙動はきわめて複雑である。今回、モジュールドメインをどのように利用すれば超高感度スイッチ — 多くの複雑な生物学的挙動で中心的な役割を果たす非線形の入出力機能 — を構築することができるかを検討した。モジュールの自己抑制的相互作用の数および親和性を体系的に改変することで、単純な線形シグナル伝達タンパク質が予想通りに超高感度スイッチに変換可能であることがわかった。