Brief Communication CpGフリーのプラスミドは炎症を軽減して肺での遺伝子発現を持続化する 2008年5月1日 Nature Biotechnology 26, 5 doi: 10.1038/nbt1399 プラスミドDNA(pDNA)/正電荷リポソーム複合体の肺への送達は、非メチル化CGジヌクレオチド(CpG)による急性炎症反応をもたらし、導入遺伝子発現の持続時間を短縮する。今回我々は、CpGがひとつでもpDNAに含まれていれば炎症反応の誘発に十分であり、その一方でCpGフリーのpDNAベクターが炎症反応を誘発しないことを示した。CpGフリーのpDNA発現ベクターを用いると、肺に炎症を起こさずにin vivoでの導入遺伝子発現が持続化(56日間以上)された。 Full text PDF 目次へ戻る