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最適化した塩基エディターが細胞、オルガノイド、およびマウスでの効率的編集を可能にする

Nature Biotechnology 36, 9 doi: 10.1038/nbt.4194

CRISPR塩基編集は、二本鎖切断を生じることなく選択的な一塩基変換を行うことができる。しかし多くの細胞型において、従来の塩基エディターの効率は極めて低い。我々は、コドンの最適化および核局在配列の追加挿入によって、BE3、BE4Gam、およびxBE3の配列を再設計した。この最適化された構成的かつ誘導性の塩基編集ベクター系群によって、一塩基バリアントの作製効率が飛躍的に向上した。この再設計された塩基エディターにより、マウスおよびヒトのさまざまな細胞株、ならびに腸管オルガノイドでの標的改変が可能となった。さらに我々は、この最適化塩基エディターが、成体マウスの肝臓でのin vivo体細胞編集を効率的に仲介することも示す。

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