Brief Communication
左巻きDNA-PAINTによる核内の超解像度イメージングの改善
Nature Biotechnology 39, 5 doi: 10.1038/s41587-020-00753-y
DNA-PAINT(DNA point accumulation in nanoscale topography)は超解像度イメージングの分解能と多重化能を向上させるが、細胞DNAが核内の標的とプローブのDNA–DNAハイブリダイゼーションに干渉する。本論文では、天然の右巻きDNA(R-DNA)とのハイブリダイゼーションを生じない左巻きDNA(L-DNA)オリゴマーを紹介する。L-DNA-PAINTは、特異性と多重化能がR-DNA-PAINTと同等でありながら、バックグラウンドシグナルを大幅に低減することによって核内の標的のイメージングを改善することが示された。