Brief Communication

リボ核タンパク質複合体によるゼブラフィッシュと初代ヒト細胞のCRISPRプライム編集

Nature Biotechnology 40, 2 doi: 10.1038/s41587-021-00901-y

プライムエディターの送達は、DNAベクターやRNAベクターによって行われてきた。本論文では、精製したリボ核タンパク質複合体によるプライム編集を紹介する。我々は、30%もの高頻度でゼブラフィッシュ胚に体細胞変異を導入し、生殖細胞を介した次世代への伝達を確認した。一方で、意図しない挿入、欠失、プライム編集ガイドRNA(pegRNA)の骨格の組み込みも観察された。HEK293および初代ヒトT細胞では、精製したリボ核タンパク質複合体を用いるプライム編集により、目的の編集がそれぞれ最高21%および7.5%の頻度で導入された。

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