Brief Communication 糖尿病:ゲノムワイド関連研究データに対するメタ解析により同定された1型糖尿病の新たなリスク座位 2008年12月3日 Nature Genetics 40, 12 doi: 10.1038/ng.249 1型糖尿病(T1D)について行われた3つのゲノムワイド関連研究のデータを使ってメタ解析を実施し、ヨーロッパ系集団の1型糖尿病患者3,561例および健常者4,646例のSNP 305,090個について検討した。その結果、4q27(IL2-IL21、P=1.9×10-8)の疾患関連性が再び裏づけられた。また、新たにT1D患者6,225例、健常者6,946例、家系2,828に対して遺伝子型決定を行ったところ、これまで知られていなかった、それぞれ異なる4つのリスク座位が次のように存在するという確かな証拠が得られた。すなわち、染色体領域6q15(BACH2、P=4.7×10-12)、10p15(PRKCQ、P=3.7×10-9)、15q24(CTSH、P=3.2×10-15)、22q13 (C1QTNF6、P=2.0×10-8)である。 Full text PDF 目次へ戻る