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UCSC SARS-CoV-2ゲノムブラウザの公開
Nature Genetics 52, 10 doi: 10.1038/s41588-020-0700-8
米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC) SARS-CoV-2 Genome Browser(https://genome.ucsc.edu/covid19.html)は、広く用いられている当大学開発のゲノムブラウザ可視化ツールをこのウイルス用に応用したものであり、類似ウイルスとの保存性、免疫エピトープ、逆転写(RT)-PCRや塩基配列決定法のプライマー配列、CRISPRガイドなど、多くのアノテーショントラックと新しい機能を備えている。今後も、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に関する研究および開発をグローバルに加速させていくために、全ての研究者がこのゲノムブラウザにデータを公開してくれることを期待する。