Technical Report 画像化法:細胞の検出と分子解析のためのチップ-NMRバイオセンサー 2008年8月1日 Nature Medicine 14, 8 doi: 10.1038/nm.1711 組織検体や体液検体のバイオマーカーの迅速かつ高精度での検出は、医学における主要な課題の1つである。今回我々は、迅速な多重定量解析のための新しい小型の診断用磁気共鳴(DMR)システムを開発したことを報告する。この携帯型DMRシステムでは、分子相互作用を増幅するための近接センサーとして磁気粒子を用いることで、未処理生物試料の計測を可能にしている。我々はこのDMRシステムを用い、細菌の高感度検出や、少数の細胞の同定、それらの細胞のリアルタイムでの分子レベル解析、一連のタンパク質バイオマーカーの並行測定を行って、その性能を示す。このDMR技術は、携帯型で確実性の高い診断装置として期待できる。 Full text PDF 目次へ戻る