Brief Communication

エイズ:α4β7インテグリンの標的化はサル免疫不全ウイルスの粘膜感染を減少させ、腸管関連リンパ組織を感染から防御する

Nature Medicine 20, 12 doi: 10.1038/nm.3715

αα4β7インテグリンを発現しているCD4+ T細胞は、腸管関連リンパ組織(GALT)に選択的に移動し、HIVおよびサル免疫不全ウイルス(SIV)の感染に重要な役割を担っている。今回我々は、急性感染の直前、あるいは急性感染の間の抗α4β7モノクローナル抗体の投与が、SIVmac251の低用量膣内反復投与後の感染からアカゲザルを防御することを示す。感染後に抗体を投与されたアカゲザルでは、GALTが感染からよく防御され、また血液中およびGALTの両方でCD4+ T細胞数が維持された。従ってα4β7を標的にすることは、アカゲザルでSIVの粘膜感染を減少させる。

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