News HIVコントローラーが持つ問題 2014年4月1日 Nature Medicine 20, 4 doi: 10.1038/nm0414-328 HIVに感染したが抗レトロウイルス薬治療を受けずに感染を制御している人たちは、HIV研究のための「歩兵」として、これまでいろいろな形で医学に貢献してきた。しかし今、科学研究は彼らにいくらかでも借りを返さなくてはいけない時期にきている。世に言う「HIVコントローラー」であるという希な幸運には代償が伴っていて、免疫が活性化状態になり、それによって心血管疾患や糖尿病などの健康問題の発生リスクが上昇する。そうだとしたら、抗レトロウイルス薬を使えば、そうした患者の働き過ぎる免疫系に大いに必要とされている休みを与えられるのではないだろうか。Alla Katsnelsonがこの問題について調べた。 Full text PDF 目次へ戻る
