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公衆衛生:アフリカでの完全母乳育児の2000年から2017年の間の状況のマッピング

Nature Medicine 25, 8 doi: 10.1038/s41591-019-0525-0

完全母乳育児(EBF)とは、乳児に生後6か月間にわたって母乳のみを与え(薬剤、経口補水塩、ビタミン類は必要に応じて加える)、他の飲食物は与えないという育児法で、幼児の死亡を防止するためには最も有効な方法の1つである。このような利点にもかかわらず、アフリカでは生後6か月までの乳児でのEBFの割合は2017年には37%にすぎず、EBFの実践状況は集団によってばらついている。今回我々は、アフリカの49の国での2000年から2017年までのEBFの普及率と動向についての詳細な地理空間的解析を示し、政策に関連した行政区レベルおよび国家レベルでのEBFの推定値を示す。前回の国家レベルでの解析では、2025年までにEBFの普及率を50%とするというWHOの国際栄養目標はほとんどの国で達成されないだろうことが明らかになっていた。我々が行った解析では、国以下の区分レベルではこの大胆な目標を達成できる地域がさらに少なくなるだろうことが示された。今回の推定値は、国レベル以下の地域でのEBF普及のばらつきの可視化を可能にするものであり、母乳育児にさらなる支援を必要とする集団を明らかにしている。

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