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COVID-19:米国におけるCOVID-19の疾病負荷と医療費負担

Nature Medicine 26, 8 doi: 10.1038/s41591-020-0952-y

米国では、SARS-CoV-2のエピデミックでの感染確定症例が2020年4月24日の時点で83万人を超えた。この新型コロナウイルスに関連する疾患であるCOVID-19の発症数は増加し続けている。今回のエピデミックにより、医療システムは壊滅に瀕しており、疾病負荷が米国内の他の地域に比べて高くなりそうな地域を見つけ出すことは、救急医療や公衆衛生資源を慎重に考慮して効果的に分配できるようにするのに極めて重要である。COVID-19に関連する重症化のリスクが年齢とともに上昇することは、世界的に一貫して観察されている。我々は、年齢特異的な死亡率パターンを人口統計データと併せて用いて、COVID-19の累積症例数と、その結果生じる医療資源への負荷の予測をマッピングした。解析は、米国全体にわたって郡レベルで行われ、それぞれの郡の人口の20%が感染するというシナリオが想定された。我々は、基本再生産数、接触パターン、隔離の有効性などの伝播パターンについてのさまざまな仮定にわたって、他の群に比べて、一貫して大きな影響を受けると予想される郡を明らかにした。1人当たりの疾病負荷と相対的な医療システム需要は、重要な人口中心から離れた地域で最も高くなるという一般的傾向が観察された。これらの結果は、大都市圏外の地域に医療や公衆衛生資源の均等で適切な割り当てを確保することの重要性をはっきり示している。

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