Research Briefing
マイクロバイオームが前がん病変の検出を助け、肛門がんを防ぐ仕組み
Nature Medicine 29, 7 doi: 10.1038/s41591-023-02421-5
肛門の前がん病変のある患者では、肛門のマイクロバイオーム中でコバラミンとスクシニルCoAの産生量が増加していることが明らかになった。これら2種類の代謝産物について検査を行えば、標準的な細胞学的スクリーニングに比べて診断の精度が大幅に改善され、肛門がんのスクリーニング戦略の強化に役立つ可能性がある。