Review Article
C型肝炎の新しい治療法 — 万能な薬剤は存在するのか?
Nature Reviews Drug Discovery 12, 8 doi: 10.1038/nrd4050
C型肝炎ウイルス(HCV)の特定から約25年を経て、この間に行われた研究開発努力が実り、今ではウイルスに直接作用する抗ウイルス薬が臨床に使用され始めている。その結果、治療法は著しく進歩している。本論文では、HCVに対する現行の治療法および今後の治療法の選択肢について概観し、臨床医と薬剤開発者が直面する重要な課題について述べ、HCV治療分野における展望が今後数年でどのように変化するかを検討する。