1. Nature Japan
  2. Nature Genetics
  3. v36 n10
  4. マイクロRNA応答性の「センサー」トランスジーンにより、哺乳類マイクロRNAのHox様およびそのほかの発生制御発現パターンが明らかになった
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マイクロRNA応答性の「センサー」トランスジーンにより、哺乳類マイクロRNAのHox様およびそのほかの発生制御発現パターンが明らかになった

Nature Genetics 36, 10 doi: 10.1038/ng1421

マイクロRNA（miRNA）は、その標的mRNAの発現を下方に制御する、短い（約22塩基）非コードRNA分子のクラスの1つである。線虫（Caenorhabditis elegans）において発生の時期を調節する分子として発見されてから、数百ものmiRNAが動物と植物において見いだされてきた。本論文で、マウス胚においてmiRNAの発現パターンを詳細に可視化する方法を報告する。我々は、胚発生の段階で組織特異的に発現する数個のmiRNAの発現について調べた。ホメオボックス（Hox）クラスター中に埋め込まれるようにして存在する2つの遺伝子によりコードされるmiR‐10aとmiR‐196aは、Hox遺伝子群と非常によく似た発現パターンを示した。さらに、miR‐196aはHoxb8を負に調節しており、これは、その制限された発現のパターンが、Hox 複合体のパターン形成機能における役割に関連していることをおそらく示すものだろう。
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