Brief Communication タンパク質相互作用ネットワーク上の調節進化 2004年10月1日 Nature Genetics 36, 10 doi: 10.1038/ng1427 タンパク質-タンパク質間の相互作用は、構造的あるいは調節的な進化のどちらに対しても制約を課する可能性がある。我々は、タンパク質-タンパク質相互作用が遺伝子発現の進化的多様性と負の相関をもつことを示す。さらに、相互作用し合うタンパク質は発現においても同じレベルの多様性を示し、その発現レベルには系統を超えて正の相関がある。我々の結果は、相互作用し合うタンパク質には、類似した進化的力学がはたらき、その発現レベルも進化的に連動していることを示唆している。そして、このパターンは出芽酵母からショウジョウバエにいたるまで保存されている。 Full text PDF 目次へ戻る