Brief Communication 選択的スプライシングがNAGNAG受容部位で広く起こることによって、プロテオームの可塑性が生じる 2004年12月1日 Nature Genetics 36, 12 doi: 10.1038/ng1469 ゲノムのNAGNAGモチーフをもつスプライス受容部位は、転写産物の中でNAGの挿入・欠失を起こす可能性があり、ヒトの遺伝子のうち30%に存在し、ヒトの遺伝子の少なくとも5%で機能している。我々は、こうしたNAGNAG受容部位に関して明らかな偏りをもつ5つの遺伝子を見いだし、これらの散らばりがランダムでないこと、進化的に保存されていること、組織特異的であることを示した。mRNAやタンパク質の構造上ではその影響は非常に小さいので、ともすれば見逃されたり、重要視されなかったりするが、これらのスプライス受容部位は生物学的に,あるいは病気に対して大きな影響を与えている可能性がある。 Full text PDF 目次へ戻る