Brief Communication シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)MEDEAポリコーム群タンパク質は父方のインプリンティングによってPHERES1の発現を制御する 2005年1月1日 Nature Genetics 37, 1 doi: 10.1038/ng1495 母性発現のシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)ポリコーム群タンパク質MEDEA(MEA)は、MADS-box遺伝子PHERES1(PHE1)の発現を制御する。今回我々は、PHE1は主に父性発現で、母方の遺伝子は抑制されていること、および、このPHE1の母方の抑制は、母方のMEA活性を欠く種子においては解除されることを示す。ポリコーム群タンパク質は哺乳類においても父方のインプリンティングを制御しているので、遺伝子のインプリンティングのための類似したタンパク質装置の動員が独立に発達したものであり、収束進化として注目に値する例である。 Full text PDF 目次へ戻る