Brief Communication ダイナミン2における変異は優性の中心核ミオパチーを引き起こす 2005年11月1日 Nature Genetics 37, 11 doi: 10.1038/ng1657 常染色体優性中心核ミオパチーは、運動機能発達遅延と筋脱力を特徴とするまれな先天性ミオパチーである。我々は、中心核ミオパチーに罹患した11家系において、ダイナミン2遺伝子(DNM2、19p13.2)のde novoミスセンス変異が繰り返し起こることを見いだした。ダイナミン2は、エンドサイトーシス、膜輸送、アクチンの集合および中心体合着に関与するタンパク質をコードする。変異遺伝子を導入すると、中心体の標識(すなわち中心核への局在)が野生型に比べて減少することが示された。このことは、DNM2の変異が中心体機能を妨げることによって中心核ミオパチーを引き起こす可能性のあることを示唆している。 Full text PDF 目次へ戻る