Research Highlights タンパク質におけるモジュールの存在と進化上の制約 2005年4月1日 Nature Genetics 37, 4 doi: 10.1038/ng1530 モジュールの存在は、多くの生物の機能的かつ物理的なタンパク質相互作用ネットワークにおいて見つかっており、進化の様式形態と速度の両方に影響すると仮定されている。本論文では、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいて、単一モジュール内のタンパク質相互作用の中心は高度に制約を受けるが、さまざまなモジュールを結ぶ相互作用の中心は、それよりずっと可塑性であることを示す。これは変化のパターンを示しており、タンパク質の保存ドメインのシャフリングによる新規タンパク質の進化にいくらか似た方法で、モジュール内ではなくモジュール間において、タンパク質やその相互作用を変更することにより、進化的新形質が生じる傾向を反映しているのではないかと思われる。 Full text PDF 目次へ戻る