Brief Communication 長期にわたる選択過程におけるエピスタシスと遺伝的変異の消失 2006年4月1日 Nature Genetics 38, 4 doi: 10.1038/ng1761 モデル生物や農業関連の生物種(家畜・農作物)に長期間の選択が働いたとき、選択された形質の遺伝的変異を失うことなく、表現型の顕著な変化を生じさせることが可能であるかどうかは謎である。本論文では、ニワトリの成長に関連する主要遺伝子座の1つと考えられる遺伝子座において、その遺伝的構造に、相互作用する遺伝子座4つからなる遺伝的ネットワークが見いだされたことを示す。この放射状ネットワーク内での相互作用は、一遺伝子座モデルによって予測されるものよりも、選択に対してかなり多くの応答を仲介している。 Full text PDF 目次へ戻る