Brief Communication ファンコニ貧血とBRCA2:BRCA2と相互作用するタンパク質をコードするPALB2は乳癌感受性遺伝子である 2007年2月1日 Nature Genetics 39, 2 doi: 10.1038/ng1959 PALB2はBRCA2と相互作用があり、PALB2(FANCNとしても知られる)の両対立遺伝子性変異は、BRCA2の両対立遺伝子性変異と同様に、ファンコニ貧血を引き起こす。我々は、家族性乳癌の923人のうち10人に、PALB2の1対立遺伝子に短縮型の変異を同定したが、対照群1,084人には変異が認められなかった(P=0.0004)。また、この変異は乳癌のリスクを2.3倍高める(95%信頼区間(c.i.)=1.4-3.9、P=0.0025)ことがわかった。この結果は、PALB2が乳癌感受性遺伝子であることを示し、さらにファンコニ貧血・DNA修復経路と乳癌易罹患性との間の密接な関係を示す。 Full text PDF 目次へ戻る