Brief Communication

クローン病:オートファジー(自食作用)遺伝子IRGMやその他の再現性のある複数の遺伝子座での配列の違いが、クローン病感受性の一因となる

Nature Genetics 39, 7 doi: 10.1038/ng2061

Wellcome Trust Case Control Consortiumによるクローン病患者の全ゲノム関連解析から、今まで報告されていない4つの遺伝子座における強い関連が検出された。これらおよびその他の遺伝子座に存在する37のSNPについて、別個の症例対照サンプルにおける関連を調べた。染色体5q33.1上のオートファジー誘導遺伝子であるIRGM(再現性のある関連解析の場合:P = 6.6 × 10-4、複数の関連解析のP値を統合:P = 2.1 × 10-10)と、IRGM以外の、NKX2-3PTPN2、さらに染色体1qと5p13上の遺伝子砂漠を含む、9つの遺伝子座で関連が再現された。

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