Article 肥満:ボディマス指標と関連した6個の新しい遺伝子座は体重の調節に神経系からの影響があることを示している 2009年1月1日 Nature Genetics 41, 1 doi: 10.1038/ng.287 ヒトのボディマス指標(BMI)の多型として知られる遺伝子座としてはFTOとMC4Rの2つだけが再現性よく報告されている。さらにほかの遺伝子を見つけていくために、BMIについて15のゲノムワイド関連研究についてメタ解析を行い(n>32,000),新たに14のコホートにおいて上位のシグナルを追跡した(n>59,000)。FTOとMC4R座位についてはよく確認でき、さらに6個の座位、すなわちTMEM18、KCTD15、GNPDA2、SH2B1、MTCH2およびNEGR1(45 kbの欠失をともなう多型が候補の配列である)を追加できた(P<5×10−8)。これらの原因となる遺伝子のいくつかは中枢神経系(CNS)で高い発現をし、機能していると考えられ、1個の遺伝子による稀な肥満の場合と同様にCNSの役割が強くみられた。 Full text PDF 目次へ戻る