Brief Communication ミトコンドリア脳症:LYR複合体II特異的構築因子をコードするSDHAF1遺伝子は、SDH欠損幼児白質脳症で変異している 2009年6月11日 Nature Genetics 41, 6 doi: 10.1038/ng.378 コハク酸脱水素酵素(SDH、複合体II)が欠損している幼児白質脳症において、新しいLYRモチーフタンパク質をコードするSDHAF1遺伝子にみられる変異について報告する。酵母の相同遺伝子を破壊したり、ヒト変異型に相当する変異型遺伝子を発現させたりすると、SDH欠損が引き起こされ、OXPHOSに依存した成長ができなくなった。一方、変異をもつ線維芽細胞で野生型の遺伝子を再度発現させると、それに比例して、SDH活性とその量が回復された。SDHAF1こそが、さまざまな生物で報告されているSDH構築因子の最初の一例であること示す。 Full text PDF 目次へ戻る