Brief Communication

X染色体:X染色体と常染色体の塩基多様度の比は、遺伝子間の遺伝的距離と正の相関を示す

Nature Genetics 42, 10 doi: 10.1038/ng.651

X連鎖性と常染色体性の塩基多様性の比を、6人のヒトゲノム塩基配列を用いて評価し、期待値である0.75からはずれていることを見出した。しかしこの偏向の方向は、ある特定の配列が、それに最も近い遺伝子と近いか遠いかということに依存していた。このパターンは、常染色体の遺伝子に比べてX連鎖遺伝子に、より局所的に強く働く選択と、女性が男性に比べて有効個体数が多いことによって説明できる可能性がある。

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