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トウモロコシ:優良な近交系トウモロコシ系統の遺伝的バリエーションに関するゲノムワイドのパターン

Nature Genetics 42, 11 doi: 10.1038/ng.684

我々は、優良な近交系トウモロコシ系統群の塩基配列を再決定した。この6系統には、中国で最も生産性の高い実用的雑種の両親が含まれる。本研究では、トウモロコシゲノム中に、SNPが1,000,000か所以上、挿入や欠失(インデル)の多型が30,000か所、および配列多様性の低い染色体区間が101か所発見された。また、今回塩基配列再決定を行った各系統の間には、遺伝子自体が存在するかしないかの変異が数百か所発見された。我々は、存在するかしないかの変異を含む有害な変異の相補性が雑種強勢への寄与で果たす可能性がある役割を考察した。今回明らかにした高密度なSNPおよびインデル多型のマーカーは、今後この重要な作物に関して遺伝学的研究および分子育種を行うための有用な手段になることが予想される。

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