Brief Communication 血液疾患:BEACHタンパク質をコードするNBEAL2の変異によって灰色血小板症候群が引き 起こされる 2011年8月1日 Nature Genetics 43, 8 doi: 10.1038/ng.884 常染色体劣性遺伝の灰色血小板症候群(GPS、MIM139090)の患者の血小板の次世代シークエンサーによるRNA配列解析によって、イントロン保持を含む、異常な配列の転写産物がNBEAL2(neurobeachin-like 2をコードする)に位置決定されることを見いだした。ゲノムDNAの配列決定によって、NBEAL2の変異がGPSの遺伝学的原因であることを確認した。NBEAL2はBEACH ドメインを含むタンパク質をコードするが、これは小胞輸送に関与することが予想されていることから、血小板α顆粒の生成・成熟に重要である可能性があることがわかった。 Full text PDF 目次へ戻る