News & Views 肺小細胞がんゲノムの全体像を得る 2012年10月1日 Nature Genetics 44, 10 doi: 10.1038/ng.2415 肺小細胞がんは、少量の検体を用いた生検や細胞学検査で、切除不能期と診断されることが多い、悪性度の高い肺がんである。高品質の外科切除検体の不足のため、このがんゲノムを解析するのは難しかった。今回、2つの論文が肺小細胞がんのゲノム解析を報告する。肺小細胞がんに頻発する多くの変化の中でも、特に、FGFR1、SOX2あるいはMYCファミリーに属する因子の増幅、あるいはMYCL1の融合がん遺伝子が原因となる肺小細胞がんの存在が明らかになった。 Full text PDF 目次へ戻る