Brief Communication 微小欠失症候群:KANSL1の変異が染色体17q21.31微小欠失症候群の表現型をもたらす 2012年6月1日 Nature Genetics 44, 6 doi: 10.1038/ng.2257 染色体17q21.31微小欠失症候群はきわめて特徴的な顔貌、中等度ないし高度の知的障害、筋緊張低下、親しげな挙動などを特徴とするゲノム疾患である。この論文では17q21.31の欠失をもたない血縁のない2人のヒトに、KANSL1(KIAA1267ともいう)の新規の機能喪失性変異がdel(17q21.31)完全欠損の表現型をもたらすことを明らかにする。この知見は、17q21.31欠失症候群がKANSL1のハプロ不全によって起こる単一遺伝子病であることを示す。 Full text PDF 目次へ戻る