Letter 冠動脈疾患:中国漢民族でのゲノムワイド関連研究から冠動脈疾患の4個の新規感受性座位が同定される 2012年8月1日 Nature Genetics 44, 8 doi: 10.1038/ng.2337 症例1,515人および対照5,019人からなる冠動脈疾患の2つのゲノムワイド関連研究のメタ解析を行い、次に、症例15,460人および対照11,472人において追試を行った(被験者はすべて中国漢民族系である)。ゲノムワイドな有意水準の閾値(P < 5×10−8)に達した冠動脈疾患の4個の新規座位を同定したので報告する。同定した座位は、TTC32-WDR35、GUCY1A3、C6orf10-BTNL2、ATP2B1の内またはその近傍に位置決定された。また、これまでにヨーロッパ人集団において同定された4座位の再現性も得た(PHACTR1、TCF21、CDKN2A-CDKN2B、C12orf51の内またはその近傍)。これらの知見は、中国漢民族集団における冠動脈疾患の感受性に寄与する経路についての新しい手がかりとなる。 Full text PDF 目次へ戻る