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肺がん:ゲノムワイド関連研究により日本人集団で2つの新しい肺腺がん感受性座位を発見

Nature Genetics 44, 8 doi: 10.1038/ng.2353

肺腺がんは組織学的に最も多いタイプの肺がんで、その発生は世界的に増加傾向にある。肺腺がんのリスクに影響する遺伝学的要因を見つけるため、総計6,029人の肺腺がん患者(症例)と13,535人の対照群の日本人集団についてゲノムワイド関連研究と、2つの確認研究を行った。これまで報告されているリスク座位である5p15.33(rs2853677、Pcombined=2.8×10−40、OR=1.41)、ならびに3q28(rs10937405、Pcombined=6.9×10−17、OR=1.25)を確認するとともに、2つの新しい感受性座位17q24.3(rs7216064、Pcombined=7.4×10−11、OR=1.20)と、6p21.3(rs3817963、Pcombined=2.7×10−10、OR=1.18)を見つけた。これらのデータは、肺腺がんの発生に遺伝学的要因が役割を果たすことをさらに支持する証拠である。

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