Brief Communication
DNAメチル化:マウスの卵細胞質はゲノム環境特異的な再プログラム能を持つ
Nature Genetics 44, 9 doi: 10.1038/ng.2382
除核卵母細胞は、体細胞核を再プログラムして全能性に戻すという特徴的な能力を持つ。本報告では、核移植後のゲノム規模でのDNAメチル化パターンを検討し、それを受精時のメチル化動態と比較する。その結果、核移植後のDNA脱メチル化に特異的な標的として、生殖細胞系列関連プロモーターなどを見つけた。また、ある種の反復配列などに見られる独特の脱メチル化の制限も見いだした。