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カンジダ菌(Candida)の共生のための発生プログラム

Nature Genetics 45, 9 doi: 10.1038/ng.2737

カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)は、免疫力が低下した人には病原菌となることが多いが、健康な人には一般的ですらある共生菌で、良好な状態の腸に常在している。新しい研究から、カンジダ・アルビカンスは、腸内で、毒性因子の発現低下および代謝機能の誘導を引き起こす発生プログラムを介して、特定の共生型細胞を誘導し、宿主を損なうことなく、宿主腸内で利用できる栄養で成長できるようになることが示された。

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