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緑内障:ABCA1AFAP1GMDSの近傍の一般的な変異が原発開放隅角緑内症のリスクに寄与

Nature Genetics 46, 10 doi: 10.1038/ng.3079

原発開放隅角緑内症(POAG)は、不可逆的な失明の主要因として世界中で認められる疾患である。進行したPOAG患者(症例)1,155人と対照群1,992人からなる検出用オーストラリア人コホートについてゲノムワイド関連研究を実施した。検出段階で上位であったSNPについて、2組のオーストラリア人検証コホート(合計932症例と対照群6,862例)、および2組の米国人検証コホート(合計2,616症例と対照群2,634例)で関連を解析した。全てのコホートのメタ解析で、POAGの発症に関連する新規の3座位が同定された。これらはABCA1の上流〔rs2472493[G]、オッズ比(OR)=1.31、P=2.1×10−19〕、AFAP1の内部(rs4619890 [G]、OR=1.20、P=7.0×10−10)、GMDSの内部(rs11969985[G]、OR=1.31、P=7.7×10−10)に位置していた。RT-PCRと免疫ブロッティング法により、これらの遺伝子はヒトの網膜、視神経、線維柱帯に発現しており、また、ABCA1とAFAP1は網膜神経節細胞にも発現していることが示された。

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