Commentary
データ共有:NIH GWASデータ共有ポリシーのもとでのデータ活用と今後の方向性
Nature Genetics 46, 9 doi: 10.1038/ng.3062
2007年に米国立衛生研究所(NIH)は、患者のインフォームドコンセントに基づくGWASデータへの「制限つき(controlled)」アクセスを促進するために、「ゲノムワイド関連解析(GWAS)の方針」、および「遺伝子型と表現型のデータベース(dbGaP)」を発表した。dbGaPは2,221人の研究者に304の研究のデータを提供し、その結果、924の論文と顕著な科学的進歩がもたらされた。これらの成功を受けて、「2014年版ゲノムデータ共有の方針」が発表され、「GWASの方針」を適用するデータの種類が拡張される。