Brief Communication

セリアック病:MHC領域の詳細なマッピングにより、セリアック病のさらなる遺伝的リスク18%を説明

Nature Genetics 47, 6 doi: 10.1038/ng.3268

セリアック病の引き金は食事に含まれるグルテンであるが、発症リスクは、主要組織適合複合体(MHC)領域の遺伝的多様性に強く影響される。本論文では、HLA-DQA1およびHLA-DQB1の対立遺伝子には依存しない新たなリスク要因を明らかにするために、MHC関連シグナルを詳細にマッピングした。その結果、5つの新しい関連を見いだし、それらが遺伝的リスクの18%を説明することを報告する。非MHC座位の既知の57座位に今回の新規座位を合わせると、現在、遺伝的多様性によりセリアック病の遺伝率の最大48%を説明できる。

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