News & Views 東部および南部アフリカでのチフス菌株の大規模な入れ替え、および未報告の多剤耐性株の蔓延 2015年6月1日 Nature Genetics 47, 6 doi: 10.1038/ng.3318 63か国から集められた約2,000のチフス菌(Salmonella enterica serovar Typhi:S. Typhi)の全ゲノム配列解読が行われた。最近の主要な多剤耐性(MDR)株は南アジアに起源があること、薬剤感受性祖先株の大半がそれに取って代わられたことが明らかになった。この多剤耐性の系統は、耐性を付与する複数の遺伝子をプラスミドとして獲得したり、そうした遺伝子を染色体に組み込んだりしていることが、繁栄の理由と考えられる。 Full text PDF 目次へ戻る