Editorial

メンデル遺伝学の現代的意義

Nature Genetics 51, 9 doi: 10.1038/s41588-019-0501-0

遺伝学のモデル植物であるエンドウマメ(Pisum sativum)のゲノムは、19世紀の遺伝学を21世紀のゲノム学に結び付け、その間、遺伝学がその領域をどれほど大きく広げたか、その技術がどれほど大きく進歩したかを象徴的に示してくれる存在だ。現在では、遺伝学を学習する際には、最初の段階でメンデルの法則を学ぶことが多い。一方で、ゲノミクスとゲノム塩基配列解読は、これからの遺伝学教育の、まさに根幹をなすものである。

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