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前立腺がん:前立腺がんにおいてLSD1とFOXA1を標的にする
Nature Genetics 52, 10 doi: 10.1038/s41588-020-0702-6
FOXA1はアンドロゲン受容体活性の重要なパイオニア因子であるが、薬剤の標的となるかはよく分かっていない。今回、FOXA1に結合するコファクターLSD1を阻害すると、FOXA1のメチル化状態が変化し、それによりFOXA1のクロマチンからの解離が引き起こされ、さらに、治療抵抗性の前立腺がんモデルにおいても腫瘍の阻害が生じることが示された。