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ノンコーディングRNA:パキテンpiRNAは有益な調節因子なのか、防御系の暴れん坊なのか
Nature Genetics 52, 7 doi: 10.1038/s41588-020-0656-8
パキテンpiRNA(Piwi-interacting RNA)は、哺乳類の生殖細胞系列に豊富に発現する小さなノンコーディングRNAである。今回、多様なpiRNA塩基配列のプールの中で、ごくわずかなpiRNAだけが、高度に選択的なガイドRNAとして機能し、コード領域および非コード領域からの転写産物の切断を誘導することが分かった。残りの大多数のpiRNAは、他のpiRNAの産生を促進するよう働くので、それによって遺伝子発現の調節が起こる。