Editorial
科学界の人種差別
Nature Genetics 52, 7 doi: 10.1038/s41588-020-0666-6
科学界にも不公平、不平等、そして人種差別の根深い体制がいまだに残っている現状がある。こうした体制の恩恵を享受してきた人々は、コミュニティーの慣行を見直すだけでなく、それを変えるための具体的な行動を通じて歴史的な不公平を是正するよう努力しなければならない。より公平で健全な科学コミュニティーを築いていくためには、耳を傾け、事実を知るという第一段階に取り組むだけでは十分とは言えないのだ。Nature Genetics は、科学研究とその普及活動の進め方の根本的な改革を明確な目的として設定した長期目標に向けて、情熱と努力を惜しまないことを約束する。